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自然風データを用いた自然換気設計法に関する研究
■背景概念図
 自然換気の原動力となる風向・風速や気温は時々刻々と変化するため、気象条件の変化を正しく 考慮した換気設計が不可欠である。既往研究において、外部風高風速の出現頻度分布の予測値から 室内汚染物濃度の出現頻度分布を予測する手法が提案され、検討されてきた。しかし、この手法では、 種々の自然風条件、開口と室条件に対応した資料整備は煩雑であり、現実的ではない。
■研究目的
 本研究では、換気量の変動特性から既往の研究で用いられた基準化偏差の確率密度分布を推定し、 汚染物濃度の確率密度を推定する手法の確立を目的としている。
■統計値を用いた濃度予測
予測手法フロー
■濃度予測概念図
濃度予測概念図
■これまでの成果
  • 計算期間、有効開口面積、室容積などが同手法の汚染物濃度予測頻度に及ぼす影響について検討
  • 換気量変動の周期、変動の振幅、及び平均値が濃度変動に及ぼす影響について検討
  • ■発表論文
    No. タイトル 著者・発表者 掲載 年月
    国内学会発表・国内シンポジウム
    01
    自然風データを用いた室内汚染物濃度の確率的予測法に関する研究−換気量の時間変動が室内汚染物濃度の出現頻度特性に及ぼす影響
    濱口知行,相良和伸,山中俊夫,甲谷寿史
    空気調和・衛生工学会近畿支部学術研究発表会論文集, pp.151-154
    2006.3
    02
    自然風の統計値に基づく換気設計法に関する研究(その5)換気量の時間変動が室内汚染物濃度の変動に及ぼす影響
    濱口知行,相良和伸,山中俊夫,甲谷寿史
    日本建築学会近畿支部研究報告集 第46号 環境系, pp.209-212
    2006.6
    03
    自然風の統計値に基づく換気設計法に関する研究 その6 換気量の時間変動が室内汚染物濃度の変動特性に及ぼす影響
    濱口知行,相良和伸,山中俊夫,甲谷寿史
    日本建築学会大会学術講演梗概集 D-2, pp.727-728
    2006.9

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